お盆休みなので、助三郎といっしょにだらだらしています。しんどいときは寝る、起きててもいいけどなにもする気が起きないときはDVDを見る、ちょっとやる気があるときは本を読む。調子いいときは数式をいじくってみたりする。
今、寺田寅彦という大正から昭和にかけての地球物理学者の書いた随筆集を買い求め、2、3編読んではぼーっとして、またよんで、を繰り返しています。先生の感服するところは日常のなんでもないような事象を科学的な目を持って観察していること。電車の混み具合の統計をとってみたり、場所の離れた国々の言葉の類似を定量的に考察してみたり。非常に興味深い考え方です。全集が欲しい、、、ところですが、買うのは文庫本くらいにしておいて高いのは図書館で借りようかと思うこのごろ。
本屋に出向けばありとあらゆる本がある。でも自分自身にとって有益なものがどれほどあるだろうか?以前はタイトルを見て選んだものですが、今は著者で選ぶようになりました。私の興味は基本的に科学、特に物理方面ですからそっちのほうになります。さらに、ポイントがもうひとつ。歴史に名を残した学者はたくさんいます。私はそれらの人物について書いた書物は読まない。むしろ、その人本人が書いた本を読む。アインシュタインならアインンシュタイン。ボーアならボーア。寺田寅彦なら寺田寅彦といった具合に。偉業をなしとげた人物はいったいどのような視点を持って、どのような思考過程をたどっていったのだろう、というのが今一番興味あることでして。本人が書いた文章が一番よくわかる資料なのは当然のことです。わかりやすく噛み砕いた本は確かに消化しやすい。だが、わずかながらでも第3者の著者による主観が入る。それを僕は嫌うんです。これはどう公平にみたつもりでも完全に排除することは不可能です。だから、本人の書いた著作物を読み、自分なりに解釈するのです。
いままでに湯川秀樹先生、朝永振一郎先生の本を少し読みました。今はまとめて手に入れた寺田寅彦先生の随筆集に没頭中です。すこしでも偉大な先生にあやかることができるならば、そう邪なことを考えるお盆休みなのです。
今、寺田寅彦という大正から昭和にかけての地球物理学者の書いた随筆集を買い求め、2、3編読んではぼーっとして、またよんで、を繰り返しています。先生の感服するところは日常のなんでもないような事象を科学的な目を持って観察していること。電車の混み具合の統計をとってみたり、場所の離れた国々の言葉の類似を定量的に考察してみたり。非常に興味深い考え方です。全集が欲しい、、、ところですが、買うのは文庫本くらいにしておいて高いのは図書館で借りようかと思うこのごろ。
本屋に出向けばありとあらゆる本がある。でも自分自身にとって有益なものがどれほどあるだろうか?以前はタイトルを見て選んだものですが、今は著者で選ぶようになりました。私の興味は基本的に科学、特に物理方面ですからそっちのほうになります。さらに、ポイントがもうひとつ。歴史に名を残した学者はたくさんいます。私はそれらの人物について書いた書物は読まない。むしろ、その人本人が書いた本を読む。アインシュタインならアインンシュタイン。ボーアならボーア。寺田寅彦なら寺田寅彦といった具合に。偉業をなしとげた人物はいったいどのような視点を持って、どのような思考過程をたどっていったのだろう、というのが今一番興味あることでして。本人が書いた文章が一番よくわかる資料なのは当然のことです。わかりやすく噛み砕いた本は確かに消化しやすい。だが、わずかながらでも第3者の著者による主観が入る。それを僕は嫌うんです。これはどう公平にみたつもりでも完全に排除することは不可能です。だから、本人の書いた著作物を読み、自分なりに解釈するのです。
いままでに湯川秀樹先生、朝永振一郎先生の本を少し読みました。今はまとめて手に入れた寺田寅彦先生の随筆集に没頭中です。すこしでも偉大な先生にあやかることができるならば、そう邪なことを考えるお盆休みなのです。
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